アニータの健康・介護 よもやま話 
健康や介護について専門の先生をお招きした講演会のバックナンバーです。

   7 . 褥瘡のこわさを知っていますか? (その1)

「床ずれについて」2回にわけて竹下邦子先生にお話していただきました。
1回目のテーマは”褥瘡のこわさを知っていますか?”

先生が褥瘡と言われて聞いている皆さんから「褥瘡って何ですか?」と質問がでました。
「褥瘡は床ずれのことです。これから床ずれと使わせていただきます。」

健康で若い人でも長い間おなじ姿勢でじっと座っているとお尻が痛くなります。
同じ姿勢でいると体重がかかっている部分の血液の流れが悪くなるのです。
そのためにその部分が赤くなったり痛くなったりするのです。
じっと正座していて足の部分が赤くなったりした経験ありますでしょ?
身体を動かせる人は無意識のうちに動いているので床ずれになりません。

  <床づれは自分でどうにもならない人の余病です!!> そうなのです。身体を動かせる人は床ずれにならないのです。
床ずれが出来る人は、自分で動く事が出来ない人  痴呆の人   やせている人(骨が出ている所がなりやすい) 排尿・排便がうまく出来ない人 寝たきりの人。です。

  <寝て体重のかかる所>     
  頭      →       7%
  肩胛骨  →     33%
  背骨    →     33%
  腰骨     →     44%
  仙骨・尾骨→    44%
  足(かかと・くるぶし外側)  →  16%
大体以上のようです。
ですから身体の動かせない人は体位を変えてあげないといけません。
身体の動かせない人で、オムツをしている人が病院から自宅へ帰る場合は、床ずれが出来る可能性が強いので特に気を付けてあげなければなりません。

< 高齢者の皮膚はとってもデリケートなのです!>
・・・床ずれの原因と予防・・・
*体重の圧迫→2時間毎に体位の変換をする。エアーマットも効果的
* 布団の圧迫→軽い布団にする
*不潔→オシッコ・ウンチの後、きれいに拭いて清潔さを保つこと
毎日清拭剤ノンアルコールの物を使ってきれいにする。
その時よく観察するPOINTは皮膚を乾燥させないことクリームなどぬるとよいですね。
* 摩擦→皮膚が弱くなると少しの摩擦でも皮膚が損傷をうける
*しわ→シーツのしわ・衣服のしわに注意!
縫い目の少ない物・シーツはあまりゴワゴワした物は使わない事
* やせている人→体重コントロールをする。体重がふえる工夫をする食べる工夫をする。
たとえば飲み込みがうまく出来ない人はとろみをつけて飲み込みやすくするとよいですね。
トロミアップなど市販されていますので利用すると良いでしょう。

  <床ずれの度合いの分類>
    1度  →    赤くなる
    2度  →    皮膚が破れてしるが出る
    3度  →    皮膚の中まで  →   入院しなければならない
    4度  →    骨まで        →   入院しなければならない
 
寝たきりの人の50%は床ずれが出来ている
1度のうちになんとか治すことが重要です。
そのためによく観察して、早く見つける事が必要です。
最悪手術しなければならなくなるとますます動けなくなるので悪循環。

床ずれは医療保険 → お金がかかる

床ずれの痛みはひどいので家族・医師・看護婦・ヘルパー等が話し合って協力態勢を作りなるべく長く快適に生活出来る様に考えてあげることが大切です。

続きは次回に。

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