アニータの健康・介護 よもやま話 
健康や介護について専門の先生をお招きした講演会のバックナンバーです。

   4 . パーキンソンって知っていますか? (最終回)

「パーキンソン病」の3回目は最終回ということで、 参加者の方の相談を中心に進行しました。
パーキンソン病のご家族がいらっしゃる方々から次のような相談がありました 。

ふるえが止まらない→ピタリと止める方法はないのでしょうか
 パーキンソン病の初期は内服でふるえは止まります。
        ↓  *ただし徐々に薬の効果が減少し、病気が進行すると効かなくなるのです。  *ふるえは症状としてたちの良いものなので、医者はふるえはそれほど重視   しない。  意識したり、無理して止めようとするとかえって強くなることもあるので、 回りがあまり気にしないようにしてあげると良いでしょう。  注:本態性振戦(安静時はふるえない)との誤診はないか ジスキネジマ(頭や顔がくねくねとふるえる)は薬の副作用なので   ある程度がまんしてもらう 本人は不快な症状ではない 。 周囲が見慣れない動きでとまどうことが多い  周囲の配慮が大切!!
便秘がひどく、つらいのですが・・・
      これはパーキンソン病の特徴で 初期から起こりやすい症状です。
     抗パーキンソン薬では治りません。     
   *植物繊維食を多く取る
   *トイレに行く習慣をつける
   *適度な運動→散歩
   *腹部をマッサージする
同じ薬でも効く日と効かない日があるのですか?
    薬の効き目はその日の体調に左右される事が多いですね。
     *身体を適度に動かした次の日は薬効が上がっているように感じるし、
  *反対に・運動不足・睡眠不足・胃の調子の悪いとき効かないと感じる
     3〜4月      9〜12月
    具合の悪い人が多いといわれています。

  *毎日の変化に一喜一憂せず全体としての変化を客観的に見ること
             ↓
     *日誌の必要性(簡単な日誌の一例がありますので知りたい方は
        アニータまでお知らせください)、前回を参照して下さ〜い (^_-)
薬や食べ物が飲み込みにくい
       燕下障害のリハビリはむつかしい  
   *無動(脳からの指示が行きにくくなる)のため手足の動きが悪くなる
      → 喉の奥も同じで飲み込みにくくなる。特に、唾が飲み込めなくて
          涎として出る
    *食べ物の工夫→ゼリー食へ。とろみが簡単につけられる商品が市販
     されている。アイソトニックゼリー、トロミアップ、燕下補助ゼリー
          など(詳細はアニータへ!)
    *シチューやみそ汁など実だくさんで崩れやすい物は食べやすい。
    *薬はきざんだりするとよい。
  汗の量が少なくなった 発熱しやすい
   症状の1つ→自律神経系の症状 
        ↓
     足の方から全身にあせをかかなくなる    顔には多く汗をかく
    うつ熱(汗が出ないため身体の中に熱がこもる)→冷やす 
        ↓  \          
        ↓    この違いに注意!!
      肺炎  / 
      膀胱炎からの発熱

  幻覚が出る 眠れない 鬱や痴呆症も心配なのですが・・・
    まず症状が進んでいるのか副作用の為なのかを判断する事が必要です。
              ↓
     *前回お話ししましたヤールの表を参考にしてください。
       症状がW〜Xの様ですがというように先生に訴てみて下さい。
     *薬の副作用のチェックは→医師に相談、詳細を説明する。
       話す前に聞きたいこと、症状を細かくメモしてそれを医師に見せる
      と良いでしょう。
   *精神症状が出ている時は治療が難しい幻視が多い
      (幻聴はほとんどない)
 
         ↓痴呆ではない

       安心させ「少しがまんしてね」などと気軽に対応する事が大切
     *無動→表情が乏しい、
        声も小さい→鬱にみえる→これもパーキンソン病の特徴です。
                   ↓
        意識して口を大きく開けて話す、表情を大きくする
      *病状が進むと不安で落ち込む事が多いです
                   ↓
        努めて前向きで積極的な毎日をすごすよう、
        周囲から積極的に話しかけ生活にはりをもたせる
  唾がでてはずかしいのですが・・・
  パーキンソン病特有の症状
      *大人の唾液量→600〜1500ml/1日
      *意識して口の中のつばきを飲み込む →飲み込みの訓練も必要です
      *口元にハンカチをもっていきカムフラージュする  マスクの利用
  転びやすくなったので、心配です。
    歩く前に姿勢をチェックして背筋をのばす
  *歩きがこきざみになったら、その場で立ち止まり深呼吸や
   背筋を伸ばして歩きはじめるとよいでしょう
  *ふだんから意識して手を振って歩く
  *買い物カートを利用する
  *最初の一歩が出にくくなりますので、家の中なら線を引いてあげるのは
   とても良いことですよ。
  身体が動かしにくい
     無動、動作緩慢の症状の1つ→だんだん動作が遅くなる        
     固縮(筋肉がこわばる )で関節が動かしにくくなりよけいに動作が
    おそくなるのです
  身体が動かしにくくなるとよけいに動くのが面倒になり、
    悪循環がはじまるのです。
    がんばって散歩
    身の回りのこと率先して行うようにする
    家事
    周囲の人は自分で出来る間は手伝わず見守る事が大事ですね。
    外出時は寄り添って歩くようにする
    左右で症状の軽い方にピサの斜塔のように傾くので、
   肘掛けイスの利用をお勧めします。
    立ち上がる時に立ちくらみや失神があるのですが・・・
   立ちくらみは症状の1つ です  (ヤールW〜X)
           ↓起立性低血圧
     血圧が低くなりすぎないように注意弾性ストッキングの利用
     立ち上がる時はゆっくり立ちくらみになりそうな時は
     足踏みをする
    足がむくんで痛い、しもやけができる
 
    副作用も考えられるので医師に相談してみてください 
     パーキンソン病のむくみ
   (身体神経症状として毛細血管の働きがダウン)
    ヤールW〜Xの症状足を高くして寝る
    手・足の保温   
    マッサージ
    足がひきつったり、こむら返りが起こりやすいのですが・・・
 
   それは パーキンソン病の症状ではないですね。
     頻繁に起きるときは整形外科医に相談すると良いでしょう
     足のリラックス
     入浴であたためる

      他にもたくさん色々な質問がでましたが代表的な質問を
      掲載させていただきました。
  次回は「痴呆について」引き続き竹下先生にお話していただきます。

  何かお困りのことがあればお気軽にご相談ください。


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