アニータの健康・介護 よもやま話 
健康や介護について専門の先生をお招きした講演会のバックナンバーです。

   1 . 東洋医学の健康についての考え方
 古賀公子先生をお招きして、「東洋医学の健康についての考え方」について、おはなしをしていただきました。

まず、「東洋医学というとなにを連想しますか?」という先生の質問に”漢方薬””鍼灸””呼吸法””ヨガ”などの答えがでました。
”良い答えが出ましたね、ヨガはインドですけど!ね”ー爆笑!ーと言うところから始まりました。
さて、皆さん、この針・灸・漢方薬・などの発祥の地とその理由を当ててみてください。解りますか?


当たりましたか?
北の地域は、草原で乳製品を多く取るので身体を冷やしやすく、気候も寒いので”暖める”ことによって患部を治す方法として灸が起こり発展した。
南の地域は、果物が豊富で、熱くて湿気が多いので神経痛やリュウマチなどのように患部が身体の奥深くに入りやすく、そのために針のように長いもので患部に刺激を与えて治す方法が、発展した。
山岳地帯は、熊や猪のような動物の肉類を食べるのでコレステロール系の病気が発生しやすいが、山には薬草が沢山採れるので薬草で治療する方法が発生し、漢方薬が発展した。
海岸地域は、魚介類を多く食べることから塩分で吹き出物が発生しやすく、おできなどを除去する方法として石(石のメス)という外科的療法が発展した。
中央の平原地域は、いろいろな食物が集まるので、飽食になり結果、肥満になりやすいことから自然発生的に導引、太極拳のような運動法が発展した。
と言うことです。

なんとも興味深い話ではありませんか?

東洋医学の大きな特徴は病気の”予防”にpointをおいている点です。
例えば、胃が痛くなったとき、胃を直接治療するのでなくて、指の先や足の裏などの患部から遠い、いわゆるツボといわれる所を指圧することからはじめ、ツボとツボを繋ぐ経絡をつたって、徐々に患部に近づいていく。ツボを指圧することで”気血”の流れを良くしていく。
まず、身体全体を健康にし、自然治癒能力を高めることによって悪い患部も自然に治っていく。
東洋医学では、”気血”の流れを良くすることが健康の元ということです。
感情を安定させ,自然と調和する、体力をつけて伝染病から身を守る。これが病気を予防する方法です。

以上のようなお話をしていただいた後、参加者から「肩がこるのは何故か?」などの質問が出たりして、最後に顔のツボの押さえ方などを教えていただきました。皆、美人になったかな??



引き続き、健康についてのおはなしパートUをしていただきました。
身近な"食"のお話でとても楽しくて、役に立つ内容でした。
特に、肥満と噛むことの相関関係は全員耳をダンボにして聞き入ってしまいました。

<おしものの道>って、何の事か皆さんわかりますか?
これは「食養生」ショクヨウジョウのことです。

万物全てに陰と陽がある事は、良く聞きますよね、野菜にもあるのです。土に埋もれている野菜と外に葉を伸ばしているのとどちらが陰でどちらが陽でしょう?

普通で考えると、埋もれている方が陰で日に当たっている方が陽と思うのですが、なんと素人の浅はかさ! 反対でした。
これが身体になると、四つ這いになって太陽の当たる背中側が“陽”で内側が“陰”なのです。
食と言えば「歯」、歯は奥歯は四角くて臼のような形をしていますよね、これがまさしくその通で奥歯は臼歯と言って臼で穀物をすりつぶす役目をしています。
前歯は、菜っきり包丁のような形をしていますよね、そうなのです。
門歯と言って,野菜などを包丁のごとく切る役目をしています。
糸切り歯と言われている犬歯は、肉魚など固いものを引き裂く役目をしています。
言われてみると本当に良くできているものですね。
その上すごいのは、歯の数から食事のバランスの割合を見るとどれくらいの割合で、穀物・野菜・魚肉類を食べたら良いのかがハッキリ解るのですから驚きです。

臼歯(奥歯)  20本(親不知を含む)  62.5%
門歯(前歯) 8本          25.0%
犬歯     4本          12.5%
総計     32本

そうです。
食事は、62%くらいの穀物と25%くらいの野菜、そして12%位の魚肉類が、身体にとってとてもバランスの良い食事と言えるのです。
何と良く出来ているでしょう!まったく自然は上手くなっているものですね。
また噛むという行為によって、こめかみ・舌・唇・歯の筋肉が刺激されるでしょう?
これにより前回お話に出た経穴(ツボ)とツボを繋ぐ経絡が刺激され、腹(内臓)に伝達されて、内臓が消化吸収の準備を始めるのだそうです。
その上に唾液ですが、これが又絶妙でして、噛むことによって唾液が自然に出てきますね。
この唾液が食物に混ぜ合わされることによって消化作用を助け胃腸の働きを活発にします。
こうして全身が食事に対応する体制になり、そのことが、消化吸収を高め内臓の活性化になるのです。
そして、この消化吸収が高まることは、肥満防止に最適なのです。
つまりきちんと食物を噛めば、肥満にならない!!のです。



もうひとつ食事の健康法のpointは、身土不ニ(旬のもの、その土地・近郊で取れたものー少なくても日本の場合日本で取れたものを食べること)が望ましい。
一物全体食(穀物なら全体食というと、白米になる前の玄米、魚なら頭から尻尾まで、一部分のみ食べるのではなく、全体を食べる)のが望ましい。とのこと。

この他,中高年の食養生、がん予防15か条の話の後、 「指回し健康法」と「美顔のための指圧」をして、ますます若返って?しまいました。

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